2023年02月17日

2023(令和5)年 第6週
(2月6日~2月12日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ やや減少」
 第6週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,489例であり、前週比3.1%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎、突発性発しん、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.51、0.46、0.19、0.19、0.15である。
 感染性胃腸炎は前週比5%減の1,262例で、南河内11.25、大阪市北部8.00、三島7.88、泉州6.63、中河内6.60であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は25%増の89例で、大阪市南部1.33、中河内1.00、北河内0.48である。
 流行性角結膜炎は前週と同数の10例で、三島0.75、中河内0.60、泉州0.50であった。
 RSウイルス感染症も前週と同数の29例で、南河内・大阪市北部0.50、大阪市西部0.30である。

 インフルエンザは6%減の8,381例で、定点あたり報告数は28.12であった。
南河内44.96、北河内38.30、大阪市北部36.20、大阪市西部35.40、堺市31.54と府内5ブロックで警報レベルを越えている。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
 第6週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は13,592名であり、前週より31%減少した。
大阪モデルは、2月1日に非常事態(赤)から警戒信号(黄)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年2月16日更新)