2023年03月17日

2023(令和5)年 第10週
(3月6日~3月12日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 増加」
 第10週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,439例であり、前週比6.0%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎の順で、定点あたり報告数はそれぞれ5.98、0.52、0.49、0.13、0.10である。
 感染性胃腸炎は前週比5%増の1,167例で、南河内9.94、中河内7.80、三島7.53、泉州6.65、堺市5.94であった。
 RSウイルス感染症は60%増の101例で、北河内1.04、大阪市西部1.00、大阪市南部0.83である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4%増の96例で、大阪市北部1.93、大阪市南部0.83、堺市0.67であった。
 流行性角結膜炎は67%増の5例で、三島0.50、大阪市北部0.20、泉州・大阪市東部0.17である。

 インフルエンザは20%減の2,465例で、定点あたり報告数は8.27であり、警報レベル終息基準値10を下回った。
しかし、北河内12.93、南河内11.46の2ブロックでまだ注意報レベルを超えている。
中河内9.55、泉州9.42、三島8.36であった。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な感染対策の実践を(手洗い、換気、密閉・密集・密接の回避、マスク着用)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第10週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は3,485名であり、前週より24%減少した。
大阪モデルは、2月24日に警戒信号(黄)から警戒解除(緑)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、基本的な感染対策(手洗い、換気、密閉・密集・密接の回避、効果的な場面でのマスク着用)の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
>>詳細はこちら

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年3月16日更新)