2023年01月27日

2023(令和5)年 第3週
(1月16日~1月22日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用、ワクチン接種が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 流行拡大」
 第3週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,490例であり、前週比33.9%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.49、0.39、0.24、0.16、0.13である。
 感染性胃腸炎は前週比38%増の1,260例で、南河内9.81、大阪市北部8.36、堺市7.11、大阪市西部7.00、豊能6.78であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は47%増の75例で、大阪市南部0.94、大阪市北部0.57、中河内0.50である。
 咽頭結膜熱は60%増の32例で、大阪市東部0.36、大阪市南部0.33、北河内0.32であった。
 流行性角結膜炎は40%増の7例で、三島0.75、泉州0.33、中河内0.20である。

 インフルエンザは67%増の6,097例で、定点あたり報告数は20.46であった。
大阪市西部39.20、南河内31.33、大阪市北部29.35、泉州23.50、堺市23.29である。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第3週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は42,790名であり、前週より31%減少した。
大阪モデルは、12月26日に警戒信号(黄)から非常事態(赤)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年1月26日更新)