2022年10月07日



歩きはじめの散歩

 歩きはじめの頃には、十分に一人歩きができる所、坂道を登り降りすることでバランスを取って歩くことができる所で散歩を楽しませましょう。歩く機会が大人も子どもも少なくなりがちな日常ですが、散歩を通して子どもたちの歩きたい欲求を満たし、歩く経験をたくさんすることで足腰を鍛えていきましょう。
1歳児にとって散歩は、見て、聞いて、触れて、匂いをかいで周りの世界を豊かに感じ取り、思わず言葉が出たり、物と名称が一致して言葉に結びついたりする機会でもあります。また、大人と違って同じコースを通り、同じ場所に繰り返し行くことで、いつも出会えるものに対する期待感が膨らみます。慣れた場所で安心して遊ぶことができ、一度通っただけでは見つけられなかった、さまざまなものを発見します。
散歩コースを選ぶ時はこれらのことを大切に選んでいくと良いでしょう。
大人の目の高さでは見えないものが、子どもの目の高さになると見えてきます。一緒に感動したり、驚いたりする瞬間を大事にしていきたいものです。