2024年01月15日
日本食ってこんなにすてき!
~旬の食べ物で子どもに豊かな味の経験を…~
旬のものは、その食べ物が一番おいしく、栄養も豊富にふくまれている時期でもあります。
素材がより甘くなったり、素材独特の味がより強く感じられたりします。
味覚の中で、「甘味」「旨味」は、エネルギーに関わるため、人間にとって本能的に受け入れられますが、反対に「苦味」「酸味」は、そもそも有毒物発見にも関係する味覚でもあるため、乳幼児期には吐き出したりして、嫌われる味です。
ところが、成長するにしたがい「苦味」「酸味」は、食べる機会があることで次第に慣れて好ましい味と感じるようになってきます。
このように、「苦味」「酸味」は、子どもの頃からの食体験が大切であるといわれています。
好奇心旺盛な子どもは、大人のマネをして、新しい味に少しずつ慣れ親しんでいきます。そのことが、あらたな好奇心や積極性の糧となっていくかもしれません。「きっと食べないから。」と最初から食卓に出さないのではなく、是非、年齢に応じて、「苦味(ピーマン)」や「酸味(酢の物)」等食卓に並べる日もつくってみると、「食べてみよう。」と心が動く時があるかもしれませんね。
四季折々の旬のものを味わうことは、様々な味覚が敏感になる土台となります。
日本食は、新鮮な素材をできるだけ加工せず生かそうとします。今年1年、【それぞれの季節に旬のものを食べよう!】と、いつもより少し意識してみてはいかがですか?