2024年08月05日

普段通い慣れた道や子どもが遊ぶ公園に目をやると、いろんな草花が生えていますね。こんな身近な環境の中に生えているこれらの草花の中に実は危険がひそんでいますのでご注意ください。

① ランタナ
ピンクや黄色・オレンジ色の小さな花がアジサイのように丸く固まりになっている3~4cmほどの花です。葉や茎にトゲがあり、素手で触ると痛みを感じます。また、花が咲き終わると緑から黒色に変色するブドウの房のような実には毒性があります。手で触るだけなら問題はないそうですが、誤って口に入れると嘔吐や腹痛などの症状が出るので、子どもやペットが誤食しないように気をつけましょう。

② ナガミヒナゲシ
丸みのある花びらをつけた淡赤色の2~5cmほどの花です。見た目はポピーに似た形をしています。実や茎を折ったところから出てくる白い汁に触れると手がかぶれることがあります。むやみに触らないようにしてください。

いずれも、過酷な環境(道端など)でも生長しますが、繁殖力が強かったり、毒性をもったりするのは、害虫や動物から身を守るためや子孫を残したいという植物の性質があるからこそです。大きく人体に影響を及ぼすほどの毒ではありませんが、どこにでも生えていて、よく目にする植物なので、少し意識して子どもが手に触れないよう注意できるといいですね。