2023年08月18日


せみ採りを楽しもう!

夏のせみの声は、暑さをより引き立てますが、子どもたちにとっては、身近な自然と触れ合うとても良い機会です。
日中は、木の高いところへ登っていますが、朝は、比較的低い場所にいることが多いです。
【せみ採りのコツ】
その1.せみにそ~っと近づく。
「し~っ!」と言いながら足音や気配を消して近づくことを子どもに伝えると、ヒソヒソ声でそろ~っと歩こうとします。そんな姿もかわいいですね。
その2.手で捕まえるときは、せみの背中に垂直に手を近づける。一気に!素早く!
その3.網で捕まえるときは、せみに素早く網をかぶせ、そのまま網を下方向もしくは横方向へずらしながら網の枠でせみを網の中に落とす。ポトリと落ちたら、手首を半回転程ひねり、枠を縦向きにする。(網の入り口が閉じるのでせみが逃げません。)
地面に網を置き、網の中のせみを捕まえてみましょう。
その4.せみの胴体の横をやさしく持つ。
掴もうとすると、ミーンと激しく鳴いたり、羽をバタバタさせたりするので、子どもはびっくりして思わず手を引っ込めてしまうかもしれませんね。
たくさん採れると、大人も楽しくてつい夢中になることも。

せみは、成虫になってから、命は、たった1週間程度。捕まえて少し観察したら、はかない命であることを、年齢に合わせて子どもに伝えてみてはどうでしょう。
きっと、子どもながらに命の大切さにも気づくのではないかと思います。「お母さんのところに帰るんだよ~」「元気でね~」と言ってリリースしてあげてください。

※せみを探すことに気を取られ、足元に注意が行き届きにくくなるので、木の根っこにつまずいたり、穴にはまったりしないよう子どもへの注意喚起や大人が見守り、怪我には十分気を付けてせみ採りを楽しみましょう。