2025年06月26日
わたしたち保育士は、子どもの生活や遊びが豊かになるよう、子どもの「もっと~したい!」「~したらどうなるの?」といった探求の芽生え、興味・関心を引き出せる環境づくりを大切にしています。最近、印象的な記事があったので、覚えてる範囲で紹介します。
「0歳児の乳児は、おもちゃに触ったり口に含んだりしながら遊んでいますが、触れたり、落としたり、舐めたり、眺めたり、重ねたり、いろいろ試しながら、重さや温度、質感などを感じ、触感や聴覚、色彩感覚を養います。もしかすると、大人はこんなん遊びなん?”舐めてるだけやん””触ってるだけやで”と思い、意識していないかもしれません。ただ、子どもたちは月齢が進むにつれ、作ったり、壊したり、組み立てたり、試行錯誤を重ね、因果関係を学ぶなかで自らの発想を育てていくので、遊びの中には無限の可能性が広がっています」といった内容でした。
保育所では、さまざまな素材や形状のおもちゃを用意し、積み木ひとつをとってもプラスチックや木材、軽くて柔らかいもの、カラフルなもの、乳児に扱いやすいものなど、子どもたちの要求や発達等を考えながら提供しています。公立では保育士が牛乳パックで積み木を手作りし、子どもたちにも人気でした(牛乳パックの積み木作り方や遊び方等は、あらためて紹介します)。
子どもは、毎日同じおもちゃを舐めたり、触ったりしながら体の発達とともに感じ方や要求を変化させ、いろんな遊び方を知りながら少しずつ成長しますので、周囲の大人は、子どもの遊びをいろんな視点で見守りながら、笑顔や優しい言葉掛けで、遊びを充実させ、友達とのかかわりに広がっていけるように意識したいですね。