2022年04月08日

 2022年 第13週(3月28日~4月3日)

~新しい生活様式の実践~
 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要

【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 少ない状況続く」
 第13週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は524例であり、前週比13.9%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.82、0.28、0.27、0.10、0.09である。
 感染性胃腸炎は前週比4%増の356例で、南河内2.63、中河内2.30、泉州2.20、大阪市南部2.06、堺市1.89であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は83%増の53例で、大阪市南部・中河内0.50、北河内0.38である。
 咽頭結膜熱は67%増の20例で、大阪市南部0.22、南河内0.19、北河内0.15であった。
 RSウイルス感染症は80%増の18例で、大阪市西部0.80、中河内0.15、南河内0.13である。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
 第13週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は24,824名であり、前週より8.7%増加した。
現在、大阪モデルは警戒信号(赤)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年4月7日更新)