平成29年 48週(11月27日~12月23日)

【定点把握感染症】
第 48 週は前週比 23.4%増の 2,617 例の報告があった。報告の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RS ウイルス感染症、水痘、咽頭結膜熱の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 6.5、2.5、1.4、0.6、0.5 であった。
感染性胃腸炎は前週比 42%増の 1,295 例で、南河内 13.8、中河内 8.6、三島 7.4 の順である。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 24%増の 504 例で、豊能 3.0、南河内 2.9、三島 2.8、北河内 2.7 であった。
RS ウイルス感染症は 13%増の 281 例で、大阪市北部 2.7、泉州 2.3、北河内・南河内 1.8 と続く。
水痘は 26%増の 126 例で大阪市西部・三島 1.1 である。
インフルエンザは 95%増の 467 例で、定点あたり 1.5 となり、流行開始の目安である 1.0 を超えた。
大阪市西部 4.4、北河内 2.7、大阪市北部・南河内 2.4、大阪市東部 1.2、大阪市南部・中河内 1.0 であった。今後の発生動向に注意を要する。

【全数把握感染症】
後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす疾患である。
適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす。
近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となってきた。
日本国内では、日本国籍男性を中心に、同性間性的接触による感染例が多い傾向にある毎年、国内では、新規 HIV 感染者と新規 AIDS 患者は、合計約 1,500 例報告されている。
予防のための普及啓発、早期発見・早期治療に向けた対策が望まれる。


【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成29年12月7日更新)