2021年 第26週(6月28日~7月4日)

~新しい生活様式の実践~ 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 増加」

 第26週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,469例であり、前週比4.7%減であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ3.10、2.78、0.44、0.43、0.36である。
 感染性胃腸炎は前週比17%増の608例で、中河内4.90、南河内4.69、大阪市南部4.44、泉州3.89、三島3.06であった。
 RSウイルス感染症は17%減の544例で、大阪市西部5.10、南河内4.06、泉州3.58である。
 咽頭結膜熱は1%減の86例で、大阪市北部0.86、中河内0.85、大阪市西部0.60であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は32%減の84例で、大阪市南部1.00、中河内0.70、南河内0.63である。


~日本紅斑熱~ 大阪府では、2020年に11例の報告がありました
【全数把握感染症】
「日本紅斑熱」

 日本紅斑熱は、紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、野山でマダニに刺咬されることにより感染する。
媒介ダニの活動が活発化する4月~10月に発生し、特に9月、10月は多い。
自然界で保菌あるいは感染する動物として、げっ歯類、野生のシカ、イノシシなどがあげられる。
 潜伏期は2~8日であり、頭痛、発熱、倦怠感を伴って発症する。
発熱、発しん、刺し口が主要三徴候であるが、必ずしも、刺し口があるとは限らない。
発しんは、体幹部より四肢末端部に強く出現し、検査所見では、肝逸脱酵素の上昇、血小板の減少が認められる。
治療には、抗菌薬投与が効果的であり、第一選択薬はテトラサイクリン系の抗菌薬である。
また、ニューキノロン系抗菌薬が有効であるとの報告もある。
β-ラクタム系の抗菌薬は全く無効である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
日本紅斑熱
>>詳細はこちら


【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年7月8日更新)