2023年08月11日

2023(令和5)年 第31週
(7月31日~8月6日)

~咽頭結膜熱~ 咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「咽頭結膜熱 さらに増加続く」
 第31週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は2,206例であり、前週比1.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.00、2.38、2.09、1.61、1.17である。
 感染性胃腸炎は前週比1%増の585例で、中河内5.63、三島3.81、南河内3.67、北河内3.16、大阪市北部3.14であった。
 咽頭結膜熱は42%増の464例で、大阪市南部4.67、泉州3.71、大阪市西部3.30、大阪市東部3.13と、4ブロックで警報レベル基準値3を超えている。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3%減の408例で、大阪市南部3.50、北河内3.12、中河内2.79であった。
 ヘルパンギーナは29%減の314例で、中河内2.47、大阪市北部2.36、南河内2.33である。
 RSウイルス感染症は2%減の228例で、南河内2.13、大阪市北部2.07、北河内1.68であった。

 新型コロナウイルス感染症は7%減の4,093例で定点あたり報告数は13.69である。
堺市19.07、南河内16.35、大阪市南部14.59、泉州14.47、北河内14.02であった。
第20週以降初めて減少した。
年齢別では、第1位は10-19歳で15%を占めている。
60歳以上の割合は22%であった。

~腸チフス~
 手洗いの徹底と、十分に加熱された飲食物を摂取することが重要である

【全数把握感染症】
「腸チフス」
 腸チフスは、チフス菌を起因病原体とする全身性の感染症であり、患者や保菌者の便と尿が感染源となる。
 通常、7〜14日(報告によって3〜60日)の潜伏期間を経て、発熱、頭痛、食欲不振及び全身倦怠感などの症状を呈する。
さらに、39℃を超える高熱が1週間以上続き、比較的徐脈、バラ疹、脾腫、下痢などの症状を呈し、腸出血、腸穿孔を生じることがある。
重症例では、意識障害や難聴が起きることもある。また、5〜10%の症例で再発がみられる。
 近年、薬剤耐性菌が増加しているため、薬剤感受性試験を参考に、抗菌薬を選択する必要がある。
腸チフス・パラチフスとは(国立感染症研究所)
腸チフス、パラチフス(厚生労働省 検疫所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年8月10日更新)