平成30年 2週(1月8日~1月14日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 急増」
第 2 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比 51%増の 1,711 例であった。小児科定点疾患、眼科定点疾患の定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、水痘、流行性角結膜炎の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 4.9、1.6、0.9、0.4、0.3 である。
感染性胃腸炎は前週比 66%増の 961 例で、南河内 8.6、中河内 7.2、北河内 5.7、泉州 5.2 の順である。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 97%増の 309 例で、大阪市西部 2.6、豊能 2.2、大阪市北部・南河内 2.1であった。
RS ウイルス感染症は 8%減の 170 例である。水痘は 15%減の 73 例であった。流行性角結膜炎は 45%増の16 例で、三島 0.8、豊能・堺市 0.6 である。
インフルエンザは 69%増の 6,553 例であり、定点あたり報告数が 21.5 となり急増している。
大阪市西部42.7、南河内 28.7、大阪市北部 28.0、大阪市東部 22.1、北河内 21.7、中河内 20.2 と 6 ブロックで 20.0 を超えている。引き続き、今後の動向に注意が必要である。
12 月の大阪府内のウイルス検出状況は、B 型 47%、AH1pdm09 45%、AH3 8%であった。

【全数把握感染症】
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症は、カルバペネム系抗菌薬および広域β-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称である。
広域β-ラクタム系抗菌薬以外に、他の抗菌薬にも耐性であることが多く、カルバペネム耐性遺伝子がプラスミドの伝達により複数の菌種に拡散していくことから、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。
米国では、この 10 年間に CRE の菌種全般の検出数は 4 倍に増加しており、国際的にも発生動向が注視されている。


【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年1月18日更新)