平成30年 5週(1月29日~2月4日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 依然警報レベル超え続く」
第 5 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比 8.7%減の 1,619 例であった。
小児科定点疾患、眼科定点疾患の定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RS ウイルス感染症、流行性角結膜炎、水痘の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 4.8、1.9、0.6、0.4、0.2 である。
感染性胃腸炎は前週比 11%減の 948 例で、南河内 9.2、中河内 6.6、大阪市北部 6.1、泉州 5.9 の順である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 2%減の 367 例で、大阪市南部 3.2、泉州 3.0、南河内 2.8、豊能 2.1 であった。
RS ウイルス感染症は 2%減の 123 例で、大阪市北部 1.6、南河内 1.4、大阪市西部 1.0 である。
流行性角結膜炎は前週と同様の 19 例で、中河内 1.0、豊能・堺市 0.8 である。水痘は 50%増の 48 例であった。
インフルエンザは 6%増の 13,686 例で、定点あたり報告数は 45.0 である。
南河内 68.5、大阪市西部 57.1、北河内 48.0 と続き、依然として全 11 ブロックで警報レベル開始基準値の 30.0 を超えている。
1 月の大阪府内のウイルス検出状況は、B 型 54.9 %、AH3 33.3%、AH1pdm09 11.8%であった。

【全数把握感染症】
「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症」
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症は、カルバペネム系抗菌薬および広域β-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称である。
広域β-ラクタム系抗菌薬以外に、他の抗菌薬にも耐性であることが多く、カルバペネム耐性遺伝子がプラスミドの伝達により複数の菌種に拡散していくことから、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。
米国では、この 10 年間に CRE の菌種全般の検出数は 4 倍に増加しており、国際的にも発生動向が注視されている。



【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年2月8日更新)