平成30年 第23週(6月4日~6月10日)

【定点把握感染症】
第 23 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 2,820 例であり、前週比 1.5%減であった。
定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、突発性発しん、水痘の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.7、3.2、1.1、0.6、0.6 であった。
感染性胃腸炎は前週比 4%減の 1,529 例で、南河内 10.6、泉州 9.8、中河内 9.7、北河内 9.2 である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 1%減の 640 例で、南河内 4.8、泉州 4.7、大阪市南部 3.9、中河内 3.7 であった。
咽頭結膜熱は 5%増の 225 例で、中河内 2.5、大阪市南部 1.4、北河内 1.2 である。
水痘は 11%増の 117 例で、北河内・豊能共に 0.9、南河内 0.8 であった。

【全数把握感染症】
「百日咳」
百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性の気道感染症である。
潜伏期は通常 5~10 日で、かぜ様症状で始まり(カタル期)、百日咳特有の咳が出始める(痙咳期)。
新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがある。
マクロライド系抗菌薬が有効であるが、近年国外では薬剤耐性菌も報告されている。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有効であり、乳幼児期に計4 回接種されている。
国内では、成人層の感染者数が増加傾向にあり、2018年1月1日に小児科定点把握感染症から全数把握感染症に変更された。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年6月14日更新)