平成30年 第24週(6月11日-6月17日)

【定点把握感染症】
「ヘルパンギーナ、手足口病ともに増加」
第 24 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 2,669 例であり、前週比 5.4%減であった。
定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、突発性発しん、水痘の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.0、2.9、1.1、0.6、0.4 であった。
感染性胃腸炎は前週比 9%減の 1,389 例で、南河内 11.9、豊能 8.7、中河内 8.5、北河内 8.0 である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 9%減の 582 例で、南河内 4.1、中河内 3.9、堺市 3.5、豊能 3.2 であった。
咽頭結膜熱は 6%減の 211 例で、中河内 2.1、北河内 1.5、大阪市南部 1.3 である。
水痘は 24%減の 89 例で、豊能 0.8、大阪市西部 0.7、堺市・三島・北河内共に 0.6 であった。
なお、第7位のヘルパンギーナは 279%増の 72例で、定点あたり0.4、第8位の手足口病は 52%増の 67例で、定点あたり 0.3 である。

【全数把握感染症】
「百日咳」
百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性の気道感染症である。潜伏期は通常 5~10 日で、かぜ様症状で始まり(カタル期)、百日咳特有の咳が出始める(痙咳期)。
新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがある。マクロライド系抗菌薬が有効であるが、近年国外では薬剤耐性菌も報告されている。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有効であり、乳幼児期に計4 回接種されている。
国内では、成人層の感染者数が増加傾向にあり、2018年1月1日に小児科定点把握感染症から全数把握感染症に変更された。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年6月21日更新)