平成30年 第50週(12月10日~12月16日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ さらに増加」
第 50 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 3,236 例であり、前週比 5.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、手足口病、RS ウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ 8.7、2.9、1.1、0.9、0.7 であった。
感染性胃腸炎は前週比 6%増の 1,732 例で、南河内 13.9、泉州 10.0、大阪市北部 9.6 である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 1%減の 585 例で、南河内 4.7、大阪市西部・泉州 3.9 であった。
咽頭結膜熱は 11%増の 215 例で、中河内 2.8、大阪市北部 2.0、北河内 1.8 である。
手足口病は 21%増の 176 例で、中河内 2.5、大阪市南部 2.3、泉州 0.9 であった。
RS ウイルス感染症は 35%増の 142 例で、南河内 2.1、大阪市北部 2.0 である。
第 7 位の伝染性紅斑は 7%減の 112 例で、定点あたり報告数は 0.6 であった。
インフルエンザは 62%増の 1,165 例で、定点あたり報告数は 3.8 である。
泉州・中河内 5.4、大阪市北部 5.2、南河内 5.1、北河内 4.8であった。

【全数把握感染症】
「バンコマイシン耐性腸球菌感染症」
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、バンコマイシンに耐性を獲得した腸球菌である。
術後患者や感染防御機能の低下した患者では腹膜炎、術創感染症、肺炎、敗血症などの感染症を引き起こす場合があるため、集中治療室や外科治療ユニットなど易感染者を治療する部門で問題となっており、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。
VRE による術創感染症や腹膜炎などの治療は、抗菌薬の投与とともに感染巣の洗浄やドレナージなどを適宜組み合わせて行う。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年12月20日更新)