平成30年 第 17・18週(4月30日~5月6日)

【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ともに今後の動向に注意」
第 17 週と第 18 週をあわせて報告する。第 17 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比 9.1%増の 2,597 例であった。
小児科定点疾患、眼科定点疾患の定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎、水痘の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 8.2、2.6、0.7、0.5、0.4 である。
第 18 週の報告数の総計は前週比 45.4%減の 1,417 例であった。
定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱、水痘の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 4.3、1.2、0.4、0.4、0.3 である。
第 18 週は大型連休のため、全体的に定点当たり報告数は減少していたが、第 17 週は、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎ともに増加しており、今後の動向が注目される。

【全数把握感染症】
「アメーバ赤痢 」
ア メ ー バ 赤 痢 は 、 原 虫 で あ る 赤 痢 ア メ ~ バ(Entamoeba histolytica)を病原体とする感染症である。
世界で、約 5 億人が感染し、毎年約 4-7 万人が死亡している。
発展途上国への渡航者によくみられる感染症だが、国内では男性同性愛者間での感染が多い。
感染経路として、汚染された飲食物による経口感染や性的接触による感染がある。
大腸粘膜面に潰瘍性病変を形成し、粘血便を主体とする赤痢アメ~バ性大腸炎を発症させる。大腸炎症例 のうち 5%ほどが腸管外病変を形成し、大部分は肝膿瘍である。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年5月10日更新)