平成30年 第 16週(4月16日~4月22日)

【定点把握感染症】
「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 増加」
第 16 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比 15.4%増の 2,381 例であった。
報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎、RSウイルス感染症の順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.8、2.2、0.6、0.5、0.5 である。
感染性胃腸炎は前週比 16%増の 1,546 例で、南河内 14.4、中河内 10.5、北河内 9.9、大阪市西部 9.3 の順であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 24%増の 428 例で、大阪市南部 3.6、南河内 3.3、泉州・中河内 2.3、堺市2.2、豊能・北河内 2.0 であった。
流行性角結膜炎は 4%増の 26 例で、堺市 1.4、三島・大阪市西部 1.0 である。
RSウイルス感染症は 15%減の 92 例で、南河内 1.1、大阪市北部 0.9、同西部 0.6 であった。

【全数把握感染症】
「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 」
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)感染症は、カルバペネム系抗菌薬および広域β-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称である。広域β-ラクタム系抗菌薬以外に、他の抗菌薬にも耐性であ
ることが多く、カルバペネム耐性遺伝子がプラスミドの伝達により複数の菌種に拡散していくことから、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。米国では、この 10 年間に CRE の菌種全般の検出数は 4倍に増加しており、国際的にも発生動向が注視されている。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年4月27日更新)