2023年07月07日

2023(令和5)年 第26週
(6月26日~7月2日)

~ヘルパンギーナ~
手洗いの励行と排泄物の適切な処理が重要

【定点把握感染症】
「ヘルパンギーナ 警報レベル続く」
 第26週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は3,283例であり、前週比8.1%減であった。
定点あたり報告数の第1位はヘルパンギーナで以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ7.12、3.70、2.38、1.78、0.84である。
 ヘルパンギーナは前週比6%減の1,382例で、大阪市北部11.43、北河内10.04、中河内7.41、三島7.38、堺市・大阪市南部7.00であった。
 感染性胃腸炎は1%増の718例で、三島5.81、南河内5.13、中河内4.71である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1%減の462例で、中河内3.71、大阪市南部3.61、南河内2.88であった。
 RSウイルス感染症は31%減の345例で、大阪市北部3.50、南河内2.81、北河内2.24である。
 咽頭結膜熱は4%減の163例で、大阪市南部1.67、大阪市東部1.20、堺市1.11であった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は前週比16%増の1,754例で、定点あたり報告数は5.93である。
堺市7.28、北河内7.00、豊能6.60、南河内6.38、泉州5.44であった。5類感染症に変更後、第20週以降7週連続で増加している。

~ライム病~
マダニに刺されないことが重要である

【全数把握感染症】
「ライム病」
 ライム病は、スピロヘータ科ボレリア属のライム病ボレリアという 2023年は第26週時点細菌を起因病原体とし、野山でマダニに刺咬されることにより感染する。
我が国では、本州中部以北で発生している。
自然界で保菌する動物として、野ネズミや小鳥等があげられる。
感染初期では、マダニ刺咬部を中心に遊走性紅斑を呈することが多い。
随伴症状として、筋肉痛、発熱等がある。
播種期では、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、筋肉炎等の症状が見られる。
感染後期では、播種期の症状に加え、重度の皮膚症状、慢性関節炎、髄膜炎等を示す。
治療には、抗菌薬投与が効果的であり、遊走性紅斑にドキシサイクリン、髄膜炎などの神経症状にセフトリアキソンが、第一選択薬として有効である。

ライム病とは(国立感染症研究所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年7月6日更新)