平成30年 3週(1月15日~1月21日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 警報レベル超える」
第 3 週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比 11.4%増の 1,906 例であった。
小児科定点疾患、眼科定点疾患の定点あたり報告数の第 1 位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RS ウイルス感染症、流行性角結膜炎、突発性発しんの順で、上位 5 疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 5.7、2.1、0.7、0.4、0.3 である。
感染性胃腸炎は前週比 18%増の 1,136 例で、南河内 9.8、中河内 8.8、泉州 7.1、大阪市北部 6.9 の順である。
A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 34%増の 415 例で、南河内 2.9、大阪市北部・西部 2.7、大阪市南部 2.6であった。
RS ウイルス感染症は 24%減の 129 例である。
流行性角結膜炎は 19%増の 19 例で、三島・南河内 0.8、堺市 0.6、大阪市西部 0.5 である。
インフルエンザは 105%増の 13,428 例と倍増し、定点あたり報告数が 44.2 となり、警報レベル開始基準値の 30.0 を超えた。
南河内 63.7、大阪市西部 58.9、北河内 48.4、中河内 48.3、泉州・大阪市北部 47.4 と続き、全 11 ブロックで 30.0 を超えている。
12 月・1 月の大阪府内のウイルス検出状況は、AH1pdm09 42%、B 型 42%、AH3 16%であった。

【全数把握感染症】
「百日咳」
百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性の気道感染症である。
潜伏期は通常 5~10日で、かぜ様症状で始まり(カタル期)、百日咳特有の咳が出始める(痙咳期)。
新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがある。
マクロライド系抗菌薬が有効であるが、近年薬剤耐性菌も報告されている。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有効であり、乳幼児期に計 4 回接種されている。
国内では、成人層の感染者数が小児を上回っており、2018 年 1 月 1 日に小児科定点把握感染症から全数把握感染症に変更された。



【大阪府感染症情報センターより参照】
(平成30年1月25日更新)