令和元年第50週(12月9日~12月15日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 注意報レベル迫る」
第50週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,837例であり、前週比4.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、伝染性紅斑の順で、定点あたり報告数はそれぞれ7.70、3.51、0.62、0.61、0.56であった。

感染性胃腸炎は前週比6%増の1,517例で、大阪市西部13.44、南河内10.94、大阪市北部9.79、中河内9.25、大阪市南部8.33である。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は10%増の691例で、北河内6.70、南河内5.19、堺市4.21であった。

RSウイルス感染症は7%減の123例で、大阪市北部1.79、南河内1.75、大阪市西部0.89である。

咽頭結膜熱は7%減の121例で、南河内0.94、大阪市南部0.83、中河内0.65であった。

伝染性紅斑は13%減の110例で、南河内1.94、大阪市南部0.67、泉州0.65である。

インフルエンザは115%増の2,500例で、定点あたり報告数は8.31であった。堺市15.45、大阪市西部12.71、南河内11.79、大阪市北部9.40、豊能7.38である。
3つのブロックで注意報レベルである10を超えている。

【全数把握感染症】
「百日咳

百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性の気道感染症である。
潜伏期は通常5~10日で、かぜ様症状で始まり(カタル期)、百日咳特有の咳が出始める(痙咳期)。
新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがある。
マクロライド系抗菌薬が有効であるが、近年、薬剤耐性菌も報告されている。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有効であり、乳幼児期に計4回接種されている。
2018年1月1日に小児科定点把握感染症から全数把握感染症に変更され、成人の報告数の把握が進んでいる。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和元年12月19日更新)