2020年 第4週(1月20日~1月26日)

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 再び増加」

第4週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,021例であり、前週比20.9%増であった。
報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、伝染性紅斑、水痘の順で、
上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 5.59、2.66、0.47、0.34、0.33である。
感染性胃腸炎は前週比22%増の1,102例で、南河内8.94、大阪市西部8.22、中河内6.90、北河内6.89、三島5.94であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は26%増の524例で、大阪市西部・大阪市南部4.22、北河内3.78、堺市3.53、南河内3.44である。
RSウイルス感染症は2%増の93例で、大阪市北部1.29、大阪市西部1.22、中河内0.55、大阪市南部0.50、堺市0.47であった。
伝染性紅斑は18%減の67例で、南河内1.00、中河内0.50、泉州0.40である。
水痘は12%増の65例で、大阪市北部1.43、大阪市東部0.60、中河内0.40であった。
インフルエンザは14%増の6,358例で定点あたり報告数は21.19である。定点当たり報告数の上位は大阪市西部30.43、
南河内30.38、中河内22.60、泉州22.00、北河内21.88で、府内11ブロック中9ブロックで定点当たり報告数が増加した。
大阪市西部、南河内では、警報レベル基準値30を超えた。

【全数把握感染症】
「侵襲性髄膜炎菌感染症」

侵襲性髄膜炎菌感染症は、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)による侵襲性の感染症である。
潜伏期は通常2~10日で、髄膜炎例では頭痛、発熱、髄膜刺激症状、痙攣、意識障害を示し、敗血症例では発熱、悪寒、ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)を呈する。髄膜炎ベルト(meningitis belt)とよばれるアフリカ中央部で発生が多く、日本では、学生寮等で集団発生の報告がある。
治療には、ペニシリン系抗菌薬と第三世代セフェム系抗菌薬が有効である。
患者との接触者には、緊急に、リファンピシンの予防投与が行われる。
日本では、2015年より、4価髄膜炎菌(血清型A、C、Y、W-135)ワクチンの任意接種が開始されている。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年1月31日更新)